NEW HORIZON

毎年12月12日(漢字の日)に発表される「今年の漢字」。去年の1位は「税」だった。増税などに不安を抱いた国民の声が反映されているのだろう。私にとっての2023年を漢字1文字で表すなら「考」だろうか。

 

昔から「考える」という事が苦手だった。大小かかわらず無数にある人生の選択肢を選ぶ時、深く考えず、流れだったり、その場しのぎだったりの短絡的な選択を繰り返してきた。今になって本当に後悔している。

それが去年ごろから「生活」について考えるようになった。何故かといえば、様々な環境が変わったからなのかなと。歳をとり、自らの視点が変わったからというのが一番大きい。直近のことではないが結婚もした。友人関係にも変化があった。もちろん自分の手の及ばない世界の変化も。現在進行系の直面していること、未来のことなどを考えるようになった。経済的なこと、これからの生活全般についてのこと。歩みは鈍いが色々と知識を学んだり。

「生活」を考えるにつれて、「人生」の事も考えるように。個人的にだが、なにかに集中、考えを巡らせたりしていると、逆の事柄にとても惹かれる。「生活」に対抗して「人生」。ここでの「人生」は「生活」に関係ない楽しみ、趣味とか没頭するものとして。様々なコンテンツを楽しみつつも、自分にとってそれはなんなのか、年を越してもまだ考えている。

「考える」と、苦しみも楽しみも増える。それがとても豊かに感じた。まだまだ面倒臭がって考えない脊髄反射的な選択をしてしまうこともあるけど、できるだけ考えるようにしている。

 

これからも継続して考えていく。まずはインプットを多めにとり、その習慣を作る。そこで積み上げたものを、自分なりの形でアウトプットしていく。こんなふうに。