SIX KICKS ROCK&ROLL

久しぶりにスタジオに入ることになり、ここ何日かベースを練習していた。

 

かれこれ一年以上演奏の機会もなく(自分で作ろうとしていなかっただけだが)、モチベーションを保つことが出来ず。ずるずると弾き続けてはいたものの、昔のような感覚が掴めていない状況があった。

 

僕の演奏にはテクニカル的な意味での難易度は殆ど無い。フレーズに関しては初見で軽々弾けてしまうくらいのものだと思う。ただだからこそ、ニュアンスやイメージをより大切にしたいと思っている。そういったプレイの実現の為には、やはり練習が必要だ。

 

ということでスタジオに入ることが決まってから、練習を始めた。一日に3時間以上も練習したのは、もう何年ぶりだろうか。指が疲れる感覚は久しぶり。

練習を始めて何日かすると明らかに違いがでてきた。運指のもたつきピッキングのミスが減り、プレイの際に心がけている事が意識せずとも出来るようになってきた。

 

少しでも自分の行動によって物事が前進したという実感。そしてなによりやっていて楽しい。何かを追い求めることの醍醐味。それに気づいた時の嬉しさは、得も言われぬものがあった。久しぶりの感覚、そしてこれは、前々回の記事に書いた物事に「ハマる」に繋がっていくものだろう。

 

この感覚をベースだけに限らず、様々な事で味わいたい。その為にまた面白いことをどんどん探そう。改めてそう思った。